失敗しない介護用品の選び方
鉄則3か条と、おすすめ商品のご紹介です。

1.車いすの選び方
・自走式と介助式について
車輪が大きくて自分で操作できるものが自走式、車輪が小さくコンパクトで付き添う方が後ろから押して使うタイプが介助式。身体の自由が利かない方には、リクライニング機能や、ひじ掛けハネ上げの出来るタイプもあります。
段差の乗り越えや乗り心地のよさは自走式が優れます。当社ホームページ動画にて、その違いと選び方を掲載しています!
・座高と座幅について
体に合ったサイズを選定すると、座った姿勢や疲れ具合に差が出ます。座高は座るシートと床面との高さで40cmから45cm程度が一般的です。座幅はシートの幅で、標準は40cm。ゆったりめのタイプだと42cmから44cmという物があり、小柄で痩せている方には、38cm程度の物を選んでいくと姿勢が安定します。
座高の目安ですが、160cm程度ならば一般的な座高でおおよそOKですが、170cmを超えるようですと45cm以上の座高にするか、クッションで高さを補っていくと快適なポジションが得られます。
・クッション併用のすすめ
何も敷かずにシートに座ると、10分もしないうちに痛くなり、おしりを左右に動かしたくなります。自分でおしりを動かせない方や、痛みに鈍感になりがちな高齢者ですと、思わぬ負担にもなりかねません。
ジェルタイプ、ウレタンタイプなどがあり、その方の状況に合わせて専門相談員がアドバイスをしてくれます。
比較的元気な方へのおすすめはラテックス素材!わたしも車の座席に敷き、快適に利用しています。
2.介護ベッドの選び方
・高さ昇降機能の重要性
ホームセンターや家具屋さんでよく見かける電動ベッドは、リクライニング機能だけ付いているものが多いですが、介護用として利用していくのなら、高さ調整機能がリモコンで出来るタイプを選んでください。
体格や身体状況によって、自在に高さを調整できる事は、介助なしで出来る動作を大きくサポートしてくれます。
また、車いすへの乗り移りで高低差を利用することにより、格段に介護しやすく出来るのです。
・国産メーカーベッドの信頼性
日本の介護ベッドは、世界一の品質です。パラマウントベッド社、フランスベッド社、シーホネンス社の3社のベッドを選ぶようにしてください。メンテナンスや付属品の多彩も重要です。
聞いた事のないメーカーの新品を購入するのならば、中古品でも国産メーカー品を選ぶべきです!
また、介護保険上、購入には補助金はありませんので、レンタルでお体に合ったベッドを見つけて利用していきましょう。
・付属品の有効活用
介護ベッドには、立ち上がりをサポートする形状の手すりや、キャスターをつけることなどが出来ます。
また、テーブルも使い勝手の良いものがありまして、すべてレンタルで追加手配する事が出来ます。より快適に、便利に、環境を整えましょう。
・ロングサイズ・ミニサイズについて
身長が170cm以上ある方は、迷わずにロングサイズのベッドを選んでください。標準サイズだと、瀬上げをした時に、つま先がベッドボードにぶつかり、ケガやキズの原因になりかねません。
ミニサイズのベッドですが、150cm程度の方ならば利用可能ですが、サイズに対応するマットレスの種類が、レギュラーサイズの3分の1程度になってしまいます。
また、掛け布団、敷き布団がベッドに納まらず、不便な思いをすることもあるので、小柄な方でも、レギュラーサイズのベッドを選ぶようにすることをお勧めします。
3.マットレスの選び方
・自分で立ち座りが出来るなら
ウレタンタイプや硬い綿が詰まっているマットレスを選ぶといいでしょう。
利用するかたの好みによって、ガチガチに硬い物からやわらかい物まで何十種類もあります。ただ、やわらかすぎると、立ち上がる前の座った姿勢のときにおしりが沈み込み、立ち上がりずらいこともあります。
・失禁など、汚れが心配なら
マットレスカバー自体が完全防水になっている物を選べば、汚してしまっても表面をふいて清潔を維持できます。
ただし、完全防水タイプは、マットレスと背中との間に汗が溜まりやすいです。マットレスは通気性のある物で、汚れやすい腰まわりだけ防水シーツを蒔いておく使い方もよく見かけます。
・床ずれが心配なときは
とにかくキズを治すことを優先して、床ずれ予防マットレスや、場合によってはエアーマットを利用してください。
キズが浅くて小さく、寝返り動作や立ち座り動作も何とかできるのでしたら、エアマットではないタイプを選びましょう。エアマットを入れると、傷の治りは抜群ですが、立ち座り動作どころか、寝返り動作もしずらくなる事があります。
いずれもレンタル品をスポット利用して、キズが治ったら、出来る動作をしやすくする環境に戻してあげたいものです。
4.歩行器の選び方
・外出先で便利に利用できるタイプ
一般に言う、シルバーカータイプがお勧めです。このタイプは、レンタル利用も購入補助もないものが多いです。
種類が豊富でデザインもおしゃれな物が多いですね。持ち手の高さ調整が本人にあう高さになるか、座るシートがまわりこんで前にあるか、持ち手を持ったまま向きを変えて座るタイプかの選定は、本人に実際に動作してもらい、安全を確認して選んでください。
・室内で有効に利用できるタイプ
2cm以下の段差乗り越えしかないことを前提にして、さまざまなタイプの歩行器が存在します。
選定は難しいので、どうか福祉用具専門相談員に相談して、身体状況と家庭内環境を考慮してお選びください。
・1本杖と多点杖の違いと選び方
多点杖とは、4点支持杖や3点支持杖などがあり、特徴は、手を離しても杖が自立できるタイプです。
施設の中や家の中など、平坦なところではとても便利ですが、屋外では思うように使えません。その点、一本杖は、屋内外問わずに警軽快に利用できます。重さも軽いです。
ただし、手を離すと倒れてしまいますので、拾上げる動作が出来ない方はリストバンドなどで工夫をしてください。

